バトゥミで輝いた岡崎颯人
9月24日から26日にかけてジョージア・バトゥミで開催されたISUジュニアグランプリ(JGP)第5戦において、日本の岡崎颯人がジュニア男子フリースケーティングで150.09点を記録し、首位でフィニッシュした。技術点(TES)は76.22点と出場者中最高値を叩き出し、スイスのエアン・ウェイラー(140.55点)に9点以上の差をつける圧倒的な内容だった。3位にはノルウェーのダニール・ヴァラノフ(133.43点)が入った。
バトゥミ大会は2026-27シーズンのJGPサーキット全7戦のうち第5戦にあたり、37カ国・地域から計99名が出場。ジュニア男子、ジュニア女子、ジュニアアイスダンスの3種目が行われ、ペアは最終戦のポーランド・グダニスク大会から復帰する予定だ。
技術と表現で審判を納得させた演技
岡崎のフリープログラムは技術点だけでなく、演技構成点(PCS)でも73.87点と高水準を維持した。コンポジション、スケーティングスキルズ、トランジションの各項目で安定した評価を受け、審判団が技術と芸術性の双方を認めた演技だったことが数字に表れている。特に技術点でウェイラーとの差が際立っており、フリープログラムにおいて質の高いジャンプ構成を完遂したとみられる。
岡崎は今季の中国・西安大会でもジュニア男子に出場しており、今大会はシーズン2戦目となる。JGPサーキットでは各選手が最大2大会に出場し、その得点の合計でJGPファイナルへの出場資格が決まる。バトゥミでの好成績はファイナル進出争いにおいて岡崎にとって大きな追い風となる。
女子はイスラエルのシフリンが接戦を制す
ジュニア女子フリースケーティングでは、イスラエルのソフィア・シフリンが129.62点で首位に立ち、中国の王芸涵(128.44点)を1.18点差で抑えて金メダルを獲得した。シフリンはかつてバクー大会でイスラエル人女性として初めてJGP表彰台に立った選手で、今回の優勝は同国にとってJGP史上最高の成績となった。フランスのステファニア・グラツキ(121.98点)が3位に入った。
Panorama中村直輝が夏季グランプリ総合優勝 宮島は女子銀メダルグダニスク最終戦へ — ファイナル行きの最後のチャンス
今季JGPの最終戦はポーランド・グダニスクで行われ、ペアスケーティングもプログラムに加わる。バトゥミの結果を経て、ジュニア男子のファイナル出場枠争いはさらに激化する見通しだ。岡崎颯人はこの充実した演技を足がかりに、今季のJGPファイナル出場を目指す。



