Wednesday, September 23, 2026
島田麻央が木下GP杯優勝 — 日本女子初の3A+4T同一フリーで歴史刻む

島田麻央が木下GP杯優勝 — 日本女子初の3A+4T同一フリーで歴史刻む

木下グループカップ女子フリーで島田麻央が合計231.32の自己ベストで逆転優勝。4回転トーループとトリプルアクセルを同一プログラムで成功させた日本女子シニア選手は史上初。首位だった中井亜美は4位に終わった。

島田麻央、歴史的フリーで逆転優勝

ISUチャレンジャーシリーズ・木下グループカップの女子フリースケーティングが6日、東京で行われ、島田麻央が合計231.32の自己ベストを更新して初のシニア国際タイトルを獲得した。島田は同一フリープログラム内で4回転トーループ(4T)とトリプルアクセル(3A)の両方をクリーンに決め、日本女子シニア選手として史上初めてこの2種類の大技を公式ISU競技会の同一フリーで成功させた選手となった。

前日のショートプログラムでは、ミラノ・コルティナ2026冬季五輪銅メダリストの中井亜美が自己ベストで首位に立ち、島田は2位でフリーに臨んだ。逆転するには高いレベルのフリーが不可欠だったが、島田はその期待に正面から応えた。

4T+3Aが生んだ新基準

島田はフリー冒頭に4Tを鮮やかに着氷。続けて3Aも確実にこなし、後半も大きなミスなく滑り切った。技術点・演技構成点ともに水準の高い評価を獲得し、合計231.32はこれまでの自己ベストを大幅に上回るスコアとなった。2位にはアレクサンドラ・イグナトワ(221.06)が入り、3位はアンナ・フロロワ(207.86)。わずか0.14差の4位に中井亜美(207.72)が沈む形となった。首位から一夜にして表彰台外へ――フリーにおける得点の差が最終結果を大きく左右した。

ジュニア無敗からシニアへのシームレスな移行

島田はジュニアグランプリシリーズで無敗を誇ったのち、今シーズンからシニアに本格参戦。初の国際舞台でいきなり優勝を飾っただけでなく、4T+3Aという技術的快挙を成し遂げた。シニアレベルのジャッジングにおいては、ジュニアで通用した内容がそのまま高得点に直結するとは限らない。それでも島田はプレッシャーのかかるフリーで両ジャンプを正確に実行し、現時点で日本女子シニアとして最も高難度な技術パッケージが国際競技で機能することを証明した。

男子は前日にディキジが優勝。日本のジュニア王者・中田璃士はショートプログラム首位から追い上げられ、フリーで崩れて総合5位にとどまった。島田の快挙と中田の苦戦が対照的な週末となった東京大会を経て、次の焦点は2026-27グランプリシリーズ本格開幕に向けた代表選考争いだ。今大会で示した231.32というスコアは、今後の選考議論において重要な数字となる。

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