ニュージーランドで開幕、4チーム制の新フォーマット
ハーフパイプの国際プロリーグ「ザ・スノーリーグ」のシーズン2が、18日(現地時間)にニュージーランドのカードローナ・アルパイン・リゾートで幕を開けた。開幕戦は個人戦ではなく、今大会が初開催となるチーム対抗の「ワールドチャレンジ」だ。世界から集まった16名の選手がチーム・ノースアメリカ、チーム・ヨーロッパ、チーム・アジアパシフィック、チーム・チャレンジャーズの4チームに分かれ、団体戦の形式でハーフパイプの覇権を争う。
今大会の日程は2日間。初日18日は「ミニパイプチャレンジ」(現地時間午後1時〜3時30分)から始まり、YouTubeでライブ配信される。メインの「ワールドチャレンジ」は19日(土)午前9時30分(NZST)から22フィートのハーフパイプで行われ、各チームがトーナメント形式で対戦する。
準決勝に「720度スピンキャップ」新ルールを導入
今大会の最大の注目ポイントは、準決勝に適用される新ルール「720度スピンキャップ」だ。このルールでは、1本のエアで720度(2回転)を超えるスピンを行った場合、そのトリックは転倒と同様に採点される。スピン回数の多さで勝敗が決まりがちな「スピン・トゥ・ウィン」の傾向に歯止めをかけ、高さ・スタイル・創造性を重視する採点に転換することが目的だという。このルールは選手側の要望がきっかけで導入されたと伝えられている。
なお、スピンキャップが適用されるのは準決勝のみで、決勝では制限が解除される。最終ラウンドでは選手たちが全トリックを解禁して争う形となる。
日本勢2名が「チーム・チャレンジャーズ」で出場
日本からは、スノーボード女子の清水サラ(Sara Shimizu)とスノーボード男子の山田リュウセイ(Ryusei Yamada)の2名が出場する。両選手は次世代の新鋭アスリートで構成されるワイルドカード枠「チーム・チャレンジャーズ」の一員として選出され、ニュージーランド出身のフリースキー選手ミシャ・トーマスとフィン・メルヴィル・アイブスとチームを組む。
ほかの3チームには、世界選手権2冠のケリー・シルダル(エストニア、チーム・ヨーロッパ)、スノーリーグ・シーズン1フリースキー王者のルーク・ハロルド(ニュージーランド、チーム・アジアパシフィック)、韓国のチェ・ガオン(スノーボード、チーム・アジアパシフィック)らが名を連ねる。シーズン1個人チャンピオンのうち、富田せな、戸塚優斗、エイリーン・グーの3名は今大会には参加していない。
スノーリーグの背景とシーズン2の展望
スノーリーグはショーン・ホワイトが創設したハーフパイプ専門プロリーグで、2026年にシーズン1を完走。ワールドチャレンジはシーズン2の開幕を告げる特別大会で、個人戦のシーズン成績には反映されない。大会の模様はYouTubeでライブ配信、NBCでは12月27日に放映される。新ルールのもとで行われる今大会の結果が、ハーフパイプ採点改革をめぐる議論にどのような示唆を与えるか注目される。