夏のグランプリ、2週間後にヴィスワで開幕
FISスキージャンプ・サマーグランプリ2026シーズンは、8月1〜2日にポーランド・ヴィスワのアダム・マウィシュ・ジャンプ台で幕を開ける。このジャンプ台は、ポーランドの英雄でワールドカップ総合タイトルを4度制したアダム・マウィシュにちなんで名付けられた由緒ある会場だ。サマーグランプリは冬のFISワールドカップが始まる前の最重要実戦舞台として知られており、各国ナショナルチームが来シーズンの選手選考を固める場としても機能している。今年は全4会場での4戦制で、10月下旬まで続く。
小林陵侑、ポスト五輪サマーへの始動
日本の注目選手は小林陵侑だ。2025-26シーズンはワールドカップで3勝を挙げ、ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックにも出場した。今夏は五輪シーズン後初の公式戦となり、新たな2026-27ワールドカップサイクルに向けたコンディション確認と技術調整が主なテーマとなる。ヴィスワでのジャンプ内容はシーズン展望を占う最初の指標として、コーチングスタッフと日本のファンから強い注目を集めている。かつてワールドカップ総合優勝を果たした実績を持つ小林が、夏の初戦でどんな飛躍を見せるか。
ディフェンディングチャンピオンと女王
男子の昨季グランプリ総合王者はポーランドのパヴェウ・ワンセクだ。地元ヴィスワでの開幕戦というホームアドバンテージを生かし、連覇に向けた最高のスタートを狙う。女子では昨季覇者のイタリア代表、ラーラ・マルジネルがタイトルホルダーとして臨む。欧州スカンジナビア勢やオーストリア勢も上位争いに加わると見られており、全4戦を通じた総合争いは混戦が予想される。最終戦のクリンゲンタールまでどの選手も逃げ切れない状況が続く可能性が高い。
全4戦の日程と会場
今シーズンのサマーグランプリは4か国で開催される。第1戦:ヴィスワ(ポーランド、8月1〜2日)、第2戦:クールシュヴェル(フランス、8月8〜9日)、第3戦:ラシュノフ(ルーマニア、9月19〜20日)、最終第4戦:クリンゲンタール(ドイツ、10月24〜25日)。男女ともすべての大会で同一週末に競技が行われる。ドイツ最終戦では地元のカール・ガイガーやアンドレアス・ヴェリンガーがホームでの好成績を狙う。FISはヴィスワ大会の公式スタートリストを開幕直前に発表する予定となっている。