中村、ツホフェニクに阻まれ3位
8日(土)にフランス・クールシュヴェルのル・プラHS132で開催されたFISサマーグランプリ第2戦の男子個人第1競技で、日本の中村直輝がオーストリアのダニエル・ツホフェニクに次ぐ3位となった。2位はドイツのフィリップ・ライムント。
中村は先週のウィスワ戦(ポーランド)で2連勝を飾り、グランプリ総合首位でクールシュヴェル入りしていた。今大会初日は表彰台こそ確保したものの頂点には届かず、総合首位は守りつつも首位との差を詰められる形となった。優勝のツホフェニクは1本目130m、2本目129.5mの安定した2本を揃え、ミラノ・コルティナ五輪でも活躍したオーストリアチームの実力を見せつけた。フランス勢ではヴァランタン・フベールが11位に入り、3人のフランス人選手がポイントを獲得した。
伊藤有希が2位、最後のシーズンへ好発進
女子では、今季(2026-27)を現役最後のシーズンとすると発表した伊藤有希が、グランプリ初戦で2位に入る好スタートを切った。優勝はノルウェーのアンナ・オーディネ・ストロームで、2月のミラノ・コルティナ冬季五輪で2冠を達成した現ダブルオリンピックチャンピオンが夏も圧倒的な実力を示した。
伊藤の飛距離は1本目130.5m、2本目133mとストローム(129m・128.5m)を上回ったが、スタイル点でおよそ14.2点差をつけられた。3位は同じくノルウェーのインギルド・シンヴェ・ミッツスコーゲン。伊藤は今年3月、ノルウェー・オスロのホルメンコーレンで通算10勝目を記録した直後に引退を発表しており、今夏のGPが事実上の"最後のシーズン開幕"となる。
日曜の第2競技で総合順位が動く
クールシュヴェル第2日目は現地時間16時から女子、18時から男子の順に実施される。中村が総合首位を守り切れるか、伊藤がさらなる表彰台を掴めるか。次戦の結果次第でグランプリ全体の行方も大きく動く。