ラザレフが86.76点でトップに立つ
2026-27シーズンのISUジュニアグランプリ(JGP)第1戦が8月20日(木)、中国・西安の曲江国際会展センターで開幕した。男子ショートプログラム(SP)では、個人中立選手(AIN)のレフ・ラザレフ(Lev Lazarev)が技術点48.65、演技構成点38.11の合計86.76点をマークし、首位に立った。2位はニュージーランドのイェンハオ・リー(Yanhao Li)が83.59点、3位はカナダのグレイソン・ロング(Grayson Long)が78.45点となった。ラザレフと2位の差は3.17点で、フリースケーティングはSPの約2倍の比重を持つため、最終結果は21日(金)まで確定しない。
海老原大弥が4位、岡崎隼人が5位と日本勢が健闘
日本からは2選手がトップ5に入る好成績を収めた。海老原大弥が73.29点で4位、岡崎隼人が73.07点で5位となり、その差はわずか0.22点という僅差だった。ロングとの差は約5点で、フリーで安定した演技を見せれば表彰台圏内への浮上は十分に考えられる。0.22点という差は日本チーム内での見えないプレッシャーにもなるが、互いを意識することで演技の質が上がる可能性もある。海老原と岡崎にとって、フリーはこのシーズン最初のJGPメダルを手にする大きなチャンスだ。
中国勢は3選手がトップ10入り
地元・西安で戦う中国勢も存在感を見せた。ルー・ボーレン(陸博仁)が70.75点で6位に入り中国最上位、リー・ジュオラン(李卓朗)が69.22点で9位、シュー・ミンハン(許銘瀚)が67.66点で10位と、3選手がトップ10に名を連ねた。ロングとの差は最大で約8点あるが、4分近いフリーの中でミスゼロの演技を見せれば逆転の糸口はある。ホームアドバンテージと観客の声援が、中国勢の演技を後押しすることが期待される。アメリカ勢はロピント(67.03点、11位)とブラックウェル(64.01点、12位)が続き、韓国のファン・ギュジン(63.43点)が13位だった。
フリーは21日(金)午後、シーズン初のジュニアGPタイトルへ
男子フリースケーティングは現地時間21日(金)午後に行われ、今シーズン初のジュニアグランプリ金メダルが決まる。ラザレフはSPでまとまりのある演技を見せており、現時点で最も優位な立場にある。しかし、リーのSP得点は83点台と高く、ラザレフが大きなミスを犯せば逆転を許す可能性がある。日本の海老原と岡崎にとっては表彰台まであと5点ほどの差で、フリーで集中した演技ができれば十分に届く位置にいる。ペアフリーは22日(土)に実施され、西安大会はシーズン全7戦の開幕大会として幕を閉じる。